メルセデスコラムMERCEDES COLUMN
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整備技能
令和4年11月21日
松澤です。
あなたにとっても、メルセデスにとっても、ますます良い時代になりますように。
如何お過ごしですか?
いつも、当社をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
メルセデスベンツも最近のはとても信頼できる車に。
メルセデスベンツ社の整備技能、テスト合格証書です。
渡辺工場長・平手チーフメカニックの名前が記されております。大変難しい内容で、メルセデスベンツの勉強(筆記及び実地試験)が必要になります。
両人とも、かなり慣れない勉強に苦戦しておりました。従業員一同、毎日元気でメルセデスの勉強にあけくれて、トラブルと戦っております。
メルセデスも、コンピュータ関係も寒さから解放されて快適な季節になりました。
この時期!人も、車も、機嫌よく過ごせます本当に、クルマと人! よく似ているように思います。
どうぞ、お体ご自愛くださいませ。
定期点検(健康診断)は、実施した方がよろしいと思います。
私の好きな、言葉です。
道
「平和への道」愛の道、それは人類を導く大きな礎!
あぜ道。寄り道。帰り道。
道は、なつかしいあの頃の小さな思い出
はるかかなたに見えるあの道も、今あなたが通り過ぎようとしているその道も
今日、私が歩く道の1つかもしれません。
the future is on the road!
SHOEI (某ラジオ局のパクリです)
“スリーポインテッド・スター”
2009.03
この頃になるといつも、メルセデスベンツに始めて触れた頃を思い出します、
ウエスタン自動車(今のヤナセのメルセデスベンツ日本総代理だった会社)に入社し新入社員は最初の半年余りは“しごき”(笑)とも言われる大切なお客様のクルマを手洗い洗車の仕事でした。(1日約10~15台位だったかな、もっと多かったかも知れないが)毎日毎日、真冬で手がビリビリする時もホース片手にお客様のクルマを綺麗に(素手ですよ!素手)
その時思ったのは、“ようし、洗車では絶対誰にも負けない早く、綺麗に洗ってやる!と、やりました!一番になりました。(笑)
約半年間、おかげさまで白魚の様な手は倍にふやけてしまいました?(まさか!)
明け暮れていたのですからあたりまえです。
この単純な仕事の中にも、多くを学びました。ヘッドライトのレンズには、微妙なカットがラインモール、ボディーラインにも。伊達にラインが入っているのでは無かったのです。ちゃんと理由がありました。空気抵抗、雨天時、水がドアーガラスに飛散しない様にとか、そして、何より光の反射でさらに美しく見せる為のデザインが施されている事、修理をさせて、もらう前からメルセデスの虜になりました。しかし、車は必ず故障します。約6万点もの部品が組み立てられているのだから。
(今はもっと多くの部品が使われているかもしれないが何で!メルセデスベンツはこんなに故障するのだろうか?と思われる方もいらっしゃるでしょうが。私から見れば、やはり全てベンツ社で0からの開発、可能性の追求の中から常に、最新の技術、デザインと自動車業界の、リーダーシップを取って他車を寄せ付けないコンセプト、リードしていく為(メルセデスベンツのプライド、そうです最初にガソリンエンジンで走る乗り物を作ったと言う)でしょう。
そう云いながら残念なことに、今だにメルセデスベンツを越える車は無いと思う
オーナーの方が、気付かない間にメルセデスベンツは身体の一部になってしまっている
からです。新旧関係なくどのタイプも同じように運転できる車、それがメルセデスです。おかげで修理する事の楽しさ、お客様の満足した笑顔が、メルセデスベンツを直していると言う事の何よりのプライドそして気が付いたら40年の歴史になっていました。不思議な車で飽きないんです。私はメルセデスベンツが大好きです。
“スリーポインテッド・スター”それは価値有る人の、ステータスです!
続きは又・・・
フライフォイール
2008.11
もう、11月も終わりになりますね。寒暖の差が激しくなったなーと思ったら冬将軍がもうそこまで来ています。
寒くなってきましたが、あなたは如何お過ごしですか。風邪など引かれていませんか?私はここ4-5年風邪にも負けず踏ん張っております。 数年前より、鼻うがいなるものを聞き及び毎日実行してきたせいかも知れません。「鼻から、ぬるめの湯を吸い 口から出すのだ」と人に話すとかなり乱暴な事だと言われてしまいます。慣れると何でもなく痛くも無くなります、幸か不幸か風邪を引かずに毎日、元気でおります。この季節になるといつも、メルセデスベンツに始めて触れた頃を思い出します、ウエスタン自動車(今のヤナセのメルセデスベンツ日本総代理だった会社)に入社し新入社員は最初の半年余りは“しごき”(笑)とも言われる大切なお客様のクルマを手洗い洗車の仕事でした。(1日約10~15台位だったかな、もっと多かったかも知れないが)
毎日毎日、真冬で手がビリビリする時もホース片手にお客様のクルマを綺麗に(素手ですよ!素手)
その時思ったのは、“ようし、洗車では絶対誰にも負けない早く、綺麗に洗ってやる!”とやりました!(笑)一番になりました。
約半年間、おかげさまで白魚の様な手は倍にふやけてしまいました?(まさか!)
明け暮れていたのですからあたりまえです。
この単純な仕事の中にも、多くを学びました。ヘッドライトのレンズには、微妙なカットが、ラインモール、ボディーラインにも。伊達にラインが入っているのでは無かったのです。ちゃんと理由がありました。空気抵抗、雨天時、水がドアーガラスに飛散しない様にとか、そして何より美しく見せる為のデザインの素晴らしい事、修理をさせてもらう前からメルセデスの虜になりました。しかし、車は必ず故障します。約6万点もの部品が組み立てられているのだから。(今はもっと多くの部品が使われているかもしれないが)何でメルセデスベンツはこんなに故障するのだろうか?と思われる方もいらっしゃるでしょうが。私から見れば、やはり全てベンツ社で0からの開発、可能性の追求の中から常に、最新の技術、デザインとリーダーシップを取って他をリードしていく為(メルセデスベンツのプライド)でしょう。そう云いながら残念なことに、今だにメルセデスベンツを越える車は無いと思う。
オーナーの方は、気が付かない間に身体の一部になってしまっているからです。おかげで修理する事の楽しさ、お客様の満足した笑顔が、メルセデスベンツを直していると言う事の何よりのプライド
そして気が付いたら40年の歴史になっていました。不思議な車で飽きないんです。
私はメルセデスベンツが大好きです。 “スリーポインテッド・スター”それは価値有る人の、ステータスです。
自動車といわれる、原型3ホイールカーと呼ばれる3輪車を作ってからメルセデスベンツの歴史は始まりました。 原動機は単気筒の4サイクルエンジンでした。現在はドイツの、メルセデス ミュージアムに。 当時ウエスタン自動車(ヤナセの子会社メルセデスベンツの日本総代理店)に運よく就職中でありました。ちょーどそんな時にヤナセ創業70周年が模様され、ダイムラーベンツ社から、この車が今のヤナセ本社のショウルームに来たのです。
ダイムラーベンツの技術者が、数名来て有ろう事か!、エンジンをかけ始めました私はてっきりパフォーマンスだろうと思っておりました。やがて1時間位何かエンジンのあたりをいじって居りましたが後ろに回って大きな横向きの輪っかを回し始めた。数回手で回していると何と!とっ・とっ・とっ・とっ・とっ・とっ・と変な音と煙が出て大きな横向きの車輪(これがフライフォイールでした)が回り始めたではないか!信じられない!エンジンが掛かったんだ!しかも、ゆっくりですが走り出し ショウルームの中を4.5回走行し廻ったのです。これには流石の私も驚きました。
諸元:
0.98リッター 1単筒。 0.9hp/500rpm
2スピードトランスミッション。 15Kmの速度で走った。
ちなみに、メルセデスベンツミュージアムの車は全て当時のように走るそうです!
つづきは又・・・
先輩の名言
2018.01.01
当時私が、ウエスタン自動車(現ヤナセ)に入社しメルセデスを直し始めて3年目(1965年)頃でした。先輩の名言です(私は余りにも的を得た言葉に思わず、ドキ!)
そうなのです、600とは乗って初めて判る、なんと言う車だ!正に動く応接間だと言わしめた名車でした。(多分当時その筋の人達がメルセデスベンツと云う、しかも600リムジンと聞いたら、ヨダレが出る程欲しがったろうと想像します)もっと早くメルセデスが世に出ていたかも?走って揺れない、100kmから急ブレーキ掛けても後部テーブル上のコップの水がこぼれない。しかもこのメルセデスは、パワーウインドーなど作動音のする物は一切無く全て、油圧によるコントロール機能でした。油圧なんてダンプの荷台だけと思っていましたからね。(笑)
とこれまでの乗用車の技術の粋を結集したとんでもない車でした。エンジンルームは狭いし補機類は多いし、ベルトの調整一つ取っても大変難しく苦労しました。まあ挙げれば限が無いほど、メカ泣かせの新機構?(笑)が。沢山手こずりました。こんな時は、笑うに限ると思いましたすると不思議にスムーズに仕事が進むんですよね。
しかし、いったん故障すると、とんでもなくやり難い代物でメカニックは誰も手を上げる人はいませんでしたね。
ところが、190については乗り心地等、そこそこの車でしたが、メインテナンス性の良さは抜群でした。誰かこの車・・・すでに他のメカニックが修理にかかっていましたよ。エンジンルームの中からオートマミッションの取り付いている部分まで簡単にボルトを外す事が出来るし、ラジエーターとファンの間は忘れるほど広かった(ちょっとオーバーかな・・)その位差があったと言う事ですね。
大分古い話ですが、今でも私はメカニックの名言だと思っています。古くなってこそ、その存在感が増す事こそ、メルセデスベンツの世界で認められた名車である事の偽らざる事実であると思いますね。やはりメルセデスベンツを超えるのはメルセデスベンツだけ、と私は思っています。
つづきは又・・・
P.S
自分で所有出来た機会が3年ほどありましたので、本当に上記の様なのか確かめてみました。確かに、低速から高速までうわさの通りで素晴らしいものでした。100kmで水の件はちょっとこぼれたかな。(残念!!) ドライブは中央道、河口湖迄です。余り遠くで故障すると困るので。正直不安?(笑)
ご意見、修理&各情報などしどしお寄せ下さい。お待ちしております。
“遂に、出来上がりました。乗ってみたいと思いませんか!”
2010.04
’08.8月に修理依頼されました、メルセデスベンツ600 リムジンが、お客様に’09.03.に、ご納車させていただく事が、出来ました。
スムーズに走る 600は“メルセデスの中でも、別格だな~”とお客様も大変満足されており。私共も一安心している次第です、ありがとうございました。長い間、ガレージに保管されていた為に、思わぬ所に問題が続出したりして楽しい悩みと戦いながら、出来上がった600のスムーズに走る姿は、戦艦大和みたいだなと、東名高速を一人、ひたすら夜中にテスト走行していた、私は、自己満足の世界に酔っておりました。
これが!メルセデスベンツ’1971年 600リムジン心臓部6.3リッターV8:250HP、メカニカルインジェクション エンジンです。どうですか!この力強さ。
“弊社にてレストアした、メルセデスです!”
2009.03.05
1972年 300SEL/3.5
現在、このメルセデスベンツは雪の、盛岡市で元気に走って居ります。
冬は雪のため4ヶ月程、ガレージで休憩中との事です。
現在トラブルは殆ど無いそうです。大変満足しておりますと言っておられました。
ボディーオールペイント、シグナルレッド。エアーサスレベリングバルブ。各ホース類(エアーサス、ラジエーター、エアコン、ブレーキ回り等全て交換)